三島由紀夫

 三島由紀夫が市ヶ谷の駐屯地で自ら死んで50年経つらしい。すると私は当時20代始めだ。未だ学生だったかもしれない。レベルは違うが思想は全く違っていた。当時は「何をやってんだ」みたいだったと思うし、演説を聞いていた自衛官を、これもまた覚めた目で見ていたと思う。彼の小説は「金閣寺」「豊穣の海」など何作か読んだ。「剣」も彼の作品だったかな?小説にあまり感銘を受けたことはなかった、というより受け付けなかったのかもしれない。しかし、何かをやったことには違いない。45歳だったらしい。何かをやっても早く死んだら終わりかも知れないが、彼は自分の言うことしたことが50年後に何かに響くかもしれない、と言ったらしいが、少なくとも私にだって「もう少し三島の本を読んでいたら」と思うようになった訳だから、彼の言うのが当たっているようだ。


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