ハンガン  その3かな?

 「すべての、白いものたちの」は全て掌編というより指編というくらいの短編。事実かどうかは知らない、が「産着」という作品は凄いと思う。他も素晴らしいが何故かわかったのは、やはり彼女の表現力だ、情景が見えてくる、などと陳腐な言葉では表せない彼女の筆致、運び、心から文字への転換の弁証法的昇華、とでも。この本の紙質が3か4つある。白いもの、ベージュぽいもの灰色のものなど、これは編集者のこだわりかな?

この本は受診の時間待ちには向いてない、何処か別荘風な所で気が向いたら読む、時々て風情の本です。


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