寄付

机の透明のシートの下を整理していた。
郵便の4万円の寄付のレシートが出てきた。
寄付人は父の名前、筆跡は家人である。
23,4,18「日本赤十字東北関東大震災義援金」とある。

家人に聞いたら「覚えていない、しかし、多分、宮総代の
退職慰労金かなんかじゃないの」とそっけない。
父は吝嗇(仕方ない少年時代があるけれども)であった。
無収入、完全年金生活者になってからは、月2万円くらい
しか使っていないとは家人の弁である。

少し、見直した、と書いたら「罰が当たるよ」と誰かが言う。
然り、さもありなあん。
庭のバレンを町の小料理屋に売りに行っていたと、晩年聞いた。
「ぼうや、もうすこしきれいに切ってこないと売れないよ」
と板前に言われたと。

少し、見直した。こんなこと言うとまた罰が当たる、なあ!!

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