映画「娘は戦場で生まれた」

2016年、アサド政権下のシリア、アレッポ。
娘、サマ(アラビア語で空)を抱きながら、夫の医師と
追い詰められながら、娘と生きる、死と隣り合わせの病院。
流血の床を見、腕の無い少年を見、そして爆撃のない、
ロシアの戦闘機のいない"空"を見たいと、スマホのカメラを回す。

有史以前から、領地戦争を繰り返す人類、有史以来、
異教徒、異人種を殺戮してきた人類、
我々はいつまで戦争をするのか、いつまで
殺しあいをするのか、
その答えの無い問を探しながら流れる涙
で曇るエンドマークを見る。
権力者にとって意味のある戦争は

逃げ惑う人達には意味はない。
戦争に意味があるのは、権力を守る者たちだけにある。
それはこの2020年、リビアで、イエメンで、いや
まだまだ多くの国で
今も続いている。

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