綺麗な女(マネーロンダリングから)


 美人で、どこか謎めいて、そして私には本音を言う女、たとえそれが計算尽くでも、、、と話は続く。少し剣呑で闇がありそうで、なかなか忘れられない女、サスペンスにはこんな女が必ず出てくる。

 最後の脇役の登場やそのひねりは予想していたが、なかなか面白かった。一気に読めたのは「未必のマクベス」よりも人物設定が分かりやすかったせいかもしれないし、全てが香港舞台のせいかもしれない。 ファンドの専門用語が説明もなく繰り返されるが、著者がそのことを気にしていないのがいいのかもしれない。最後はハッピーendなのも「未必、、」との違いだね。どうでしょう、やはり主人公にはハッピーエンドになってもらいたいのか、な?  寝不足になった!

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