御法度の   ❷ 2


 「俺たちゃなあ、御法度の裏街道行く渡世なんだぜ、言わば天下の嫌われもんさ」
「それで!」女
「だから風が吹いたら壁の後、暑い日当たりなら木の陰、雨が降ったら軒の下に逃げればいいんだよ」
「もう行くとこがないのよ」女
「そんじゃ、押し入れとか布団の下とか屋根裏とかさ」
「アホ、死ね!」女
「お前さん、いいこと言いなさる、馬鹿は死ななきゃなおらねえよ」
「消えて!」女

(もうくどいほど言うけど、LINEやメールで議論はしないよ、わたくしは。)

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