死と若さ


 以前にも書いた記憶があるが、長生きが必ずしも幸せではない。早く亡くなると他人の、いや身内の死を見なくて済む。長く生きると友人や愛する家族の死を見ることになる。まあこれは長生きすると色んな幸せや晴れ姿を見ることができるから、その事と相殺ということもある。親しい友人、もう一度会いたかった友人が知らないうちに他界している、この事自体は悲しいが臨終に面していればもっと悲しいだろう。粗く結論めくが、人生てのはまあバランスは取れているのかもしれない。あの時ああなれば、と思うが成らなくてよかったこともある。ああしていれば、とも思うがそれが良い人生になったと保証もない。「今を生きる」しかない。なかなか明日はないよ、なんて思えないけど、ほんとに明日は無いかもしれないのだから、ね。

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