72HRと言う

 NHKの72時間と言うドキュメント、埼玉県の「コーヒーだけの屋台」。親父を継いだ75と70歳の兄弟が48年間やってる。一杯400円のコーヒーだけのメニュー。そこで知り合いになる人、結婚までいく人、老人ホームに勤める独身男性、病院経営のやり手の精神科医、「距離感のある親しみ」を感じる客たち。寒い野天で何故コーヒーを飲みにくるか、私には分からない、しかし、何故か此処に今の社会に欠落しているもの、荒みから立ち直れるものがあるような気がして見ていた。私なら行かないけど、まだやってるらしい。雨と風の強い日は休むらしい。

何故寒空の下で400円のコーヒーを飲むか、これは二日酔いになっても1日が無駄になっても深酒を飲み友人達の復縁を願う一人の老人の思いのネガフィルムではないか、と。あるいは年老いたシジフォスの願いだろうか?

コメント

人気の投稿