古い友人
古い友人の近況が耳に入ってきた。彼のことはどう言えばいいか「認識はあるが意識はない」とでも。彼の自宅は同市の北の方の田園地帯で高校の頃に二階を占領して何人かで2、3日居た、夏に。
米は美味いし空気も綺麗だし川は小魚が群泳していた。そこから雪彦山に登った。ほんとに青春時代と言う他ないような良い時間だった。
「元気にしてますか?あなたのことを心配しているひとがいるよ」と電話しても出ないからショートメールを打った。2日程して返信が来た。「女房が怪我をして、その間の辛かったこと、だから女房より早く死にたい」と書いてあった、自分の近況はゲートボールをしている、とだけ。
もう一度メールをしたが返信はない。
そっとしておいて欲しい、という声が聞こえて来たような気がする。そう言えば今年亡くなったYも「そっとしておいて」と言うことだったのかも知れない、現在の姿を見られたくない、と言うことかも知れない。分からないがもうそれだけすれば充分だと思った。
体調が良かったから三左衛門堀の南端まであるいた。7800歩、ホテイアオイの花は可憐だね。その厚かましい茎や葉とは似ずに。
コメント
コメントを投稿