何故?そうするの?

「キリマンジャロの雪」と言うヘミングウェーの小説がある。頂上近くに1匹の豹が死んでいる、雪の中。
何故こんな山の中へという文章で始まる。
今朝、玄関の壁、吹き付け壁、に油蝉の抜け殻が止まっていた、それは何か一つのモニュメントのように。
蝉はこれを樹だと、思ったのか、あるいは脱皮を焦っていたのかわからない。
蝉よりも、豹よりも、人間のほうがもっとわからないことをする。
意味が、理由が、原因が、何もない。ただ馬鹿をやり、理不尽をする。
しかし、考えても見たまえ、だから救われるんだ、だから泣いたり笑ったり出来るんだ、と思わないか?
理由があるからする、なんて人生は面白くも痒くもないよ。
と言うような言い方は気障かな?

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