アンティークの祝祭

  • (フランス2019)
  • カトリーヌドヌーブ、たしか76歳かな?
娘役のキアラ・マストロヤンニは実の娘かな?
実の娘だが、顔は父親似である、目と鼻がそっくり。

老人病に犯されつつあるクレール(ドヌーブ)は大きな古い屋敷に住んでいる。若い時、長男を事故で亡くし、亭主とはその事から喧嘩になり、彼は発作を起こして急死する。
長女とはうまくいかず、ずっと離れて生活している。

絵画やアンティークの家具や時計が山のようにあり、栄枯盛衰がしのばれる。
昔は石切り場で財をなしたからだ。

クレールは神のお告げで明日死ぬと、だからアンティークを庭先に並べてガレージセールを始める。思い出を捨て去るために。
娘やその友達、死んだ息子の友達、親しき神父の心配や思いやりも分からず自分の意志を通そうとするクレール。
やがて、娘とも仲直りするが、祝祭と言う名の「消失」と言う結末を迎えることになる。

映画には二種類ある。
自分に引き付けて観る映画と全く関係なしに楽しめる映画、この映画は前者であり、私も残されるガラクタの処分を考えた、が違いはクレールのは値打ちがあるが、私のは全くない、ものばかりだ、と言う悲しさだ。
「ポルトガル、夏の終わり」
「オフィシャルシークレット」
「バルーン、奇蹟の脱出飛行」
「赤い闇」
「パブリック、図書館の奇跡」
「グレース・オブ・ゴッド」
見逃せない映画は続く。

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