若い時と「アラビアのロレンス」

 若い時に大きく見えてた人、例えばお金持ち、大きな外車に乗ってる人、大きな家、手広い事業、などなどが自分が歳を取る毎に小さく見えて来る、普通の人に見えて来る、なぁーんだと思えてくる、となって来る、例え彼らほどになれなくても。
 ロレンスがアラブの砂漠の中で小さな井戸で水を飲んでいるシーンを思い出す。遠くの小さな点が少しずつ少しずつ大きな点からぼんやりとした像になってくる、やがて一人の黒い民族衣装を着たオマー・シャリフ演ずるハリト族の長シャリーフ・アリだ。
 私の若い時の感想とは逆の意味合いだが、何故かそのシーンをよく思い出す、見えて来るとなんだそんなものか、と。所詮人間なんだ、と、大したことはない、と。これが若い人への進言となるか分からないが、まあ所詮同じ人間だと思うこと、と教えたいね!
もう二人亡くなったなあ!

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