いろいろある日

 ちょっとした買い物で街に出た。いつもの道で街に出る。神戸の娘達が帰ってくる時に車を停める場所に来た時、4トントラックの後ろで、四人の家族風がトラックを見ている。車をパーキングに入れるのにトラックが邪魔なんだろうか、なぜなら以前に「もうちょっと前にやってくれ」と私も言われたから。流石に「にいちゃん！」とは呼ばれなかったが。

　トラックの前まで行くと30過ぎのポニーテールの女がワンワンと肩を震わせて泣いている。おじさん(と言っても私より若い)が慰めるでもなし、困ったなあ、と言う風情で憮然として横に立っていた。さて何事やったんやろ？

トラックの前は商人旅館、さてなあ荷物を運びに来て何かトラブルやったかな？

　その女性は四トンを運転するんやから、まあ男勝りとは言わないが、まあ一昔前なら男の職場や、そんなんで泣いたらあかんやろと通り過ぎた。

　買い物の帰り、軽四の後ろに白バイが止まり、警察官が窓から話をしている。少し遠回りやけど、前を通ったら「やかましい！うるさい！アホ！」とか若い女の声が響いている。警官の方が低姿勢に見える。嗚呼、今日はいろいろあるなあ、あの女、さっきの四トンの運転手と代ればいいのになあ、とか考えながら家に着いたよ。

強い女も弱い女も死ぬまで女、やね？Ｗ君さ！