野坂昭如の「火垂るの墓」


 1967年のこの小説は戦後22年経って発表された。我々の世代なら大概は読んだ。その中に米軍が撒いた物資に「テイバッグ」があった。少年はひじきだアメリカひじきだと煮炊きした。いくら炊いてもアクばかりで食べられない「アメリカひじき」だと書いている。そんなことを思い出す世代はもう80近い、そしてもう若い人は笑わないだろう。そしてそんな世代の人の方が多くなった。我々がアプレゲールと呼ばれて「戦争を知らない人」と言われたのは遠い昔だ、戦争を煽るとまでは言わないが「辞さず」と言う人達の口車に乗ることはない。だが今世界潮流はそんな流れになっていないか、70代の30%はあの女性宰相に投票したらしい。もはや何も言うことがない。そしてそんな人々とは話が出来ないと思う様になった。

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