佐渡の女 ②
地方空港らしい造りがあった。このツアーは一ランク上だからなのか伊丹から添乗員がついて来た。良かったのはこの女(ひと)が先ず手を出したくない女性だった。でなければこの2泊3日間はどうしてアタリをつけようかと悩む日々になるだろうから。
バスまで歩いた。これから新潟港まで行くらしい。そして高速船に乗るとなる。その前にショッピングモールで昼飯を食べるということらしい。
時間は余ったが土産物屋を回ってやりすごした。天気は快晴、やがて両津港に着くのだろう。1時間の船上は車での移動の様に穏やかだった。港には新潟バスとそのガイドが待ち受けていた。ガイドは年齢が分からない、なぜなら太い黒縁の大きな眼鏡を掛けていたからだが、いわゆるバスガイドにこんな眼鏡を掛けた人は初めて見た。港の土産物屋の中ををゾロゾロ歩いていた、カメラに電池のマークが点かない、電池入れを開けると電池が二つしか入っていない。理由は分からない。十分に確認したはずなのに何故か分からない。つまり二つ足りないわけだ。
「この辺りに電池売ってない?」とバスガイドに聞いた。
「あーそこの店が、、、いや売ってないわ」と
「二つあるからあと単3二つなんだけどなあ」と言うが
彼女は無言だったが、気の毒そうな顔をしてバスに案内した。


コメント
コメントを投稿