「沈黙」の後  360

 読了。殆ど、いや全く覚えていなかったね。これは司祭ロドリゴからの視点の小説であった。踏み絵で転向さしていく、せざるを得ない宣教師の苦難懊悩が、「神は何故沈黙するのか」と疑問を呈していく、領主の弾圧、拷問、刑死のなかで、転向することでしか信者を守れない、その矛盾の答えは出ない。

舞台は主に長崎市での話だが、五島列島に行ったことでまた読む気になった小説、旅に出ると何かを思い感じる、それがあるからなかなかやめられないね。

430616
fo

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