久しぶりに 363

 手柄山を歩く。かっては休日には必ず登っていた。そして必ずと言うほどＭ君に会った。「お父さん元気？」それが挨拶だった。休日にも登らなくなって何年か。今朝またＭ君に会った。

「お父さん元気？」

「もう亡くなりました、4、5年になりますか」と。

「それはどうも、幾つでした？」と帽子を取った。

「81でしたか」

　Ｍ君は町内子供チームのショートでそれは群を抜いて上手かった。監督だった父親はそれでも厳しく、ことさら息子に厳しいように見えた。あれだけ怒る叱れるのが不思議だった、Ｍ君はいまや頭髪も薄くなり昔日の影はないが、4、5年、それだけ彼に会っていなかったことになる。

今日も男鹿島が綺麗に見えます。GWが終われば坊勢に行こう、そして西島の見えるほうに歩いて行こう。　　　あっ、私は毎日がGWだったなあ！

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