ジャズ、クラッシック

 学生時代にJAZZを愛したのはアフロアメリカンのブルースであり、インプロブィゼーションに現われた魂の嘆きや喜びに感じ入ったからであった、と思う。若い時の属性としての反権力反権威が下敷きとしてあった、はず。しかし、いま、スメタナ「モルダウ」ブラームス「交響曲一番」などを聴くと、故郷への想い、生きることへの焦燥や苦悩、あるいはそれらからの解放が聴きとれる、クラッシックミュージックはブルジュワ音楽だと言っていたことが恥ずかしいと思うようになった。 しかし、モーツァルトの宮廷音楽やワーグナーの「ワルキューレの騎行」などはやはり支配階級の娯楽、または支配者の音楽だったとは思う。特に「ワルキューレ」は『地獄の黙示録』でヘリコプターから巨大音量を流しながらベトナムの森を焼き尽くすバックに使われたからかも知れない。思い込みはいつも"単純"である。

ワーグナーはヒットラーが愛した作曲家じゃなかったかな?

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