香港問題

 私は香港以外についてはある程度、中国に理解をしてきたつもりだ。清朝研究から始まり、夏王朝から始皇帝、そして数々の王朝が歴代皇帝に統治された結果、19世紀終わりからの悲惨な民族の行く末を見ることになった。欧米、日本等のあくなき帝国主義的信略、略奪がその因であると、認識してきた。つまりそれはある意味で、民の自立意識の無さ、いわば親方日の丸の中国版と見てきた部分もある。

しかし、この香港問題は如何に中国が「内政問題」と対外的に言おうとも、性急に過ぎる。中国が自国の論理と正義に自信があるなら、なぜかくも性急にかつ強権的に動くのか分からない。中国はきっとこの事で墓穴を掘るだろう、いやもう掘ってしまった。世界を相手にして、「金」の力で論理を押し付けるのは馬鹿げている。中国共産党に良識、常識のある人間はないのか?情けなくはないのか?習には何も言えないのか?権力中枢は一枚岩なのか、と思える。孔孟始め、偉人賢人多くを輩出した「白髪三千丈」の国は何処に?

まさしく愚や愚や汝を如何にせん、だ。

このように書いた事で二度と香港には行けないだろう。3000香港ドルよさようなら!

(矮小卑小だなあ)


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