文章は

 短編文学賞の応募に、なかなかストーリーが浮かばないから、古い原稿をあたっていた。「時割くめさんの1日」て言うワープロ原稿が見つかった。私が老人介護の世界に入ってすぐの頃、玄関から自宅方向を見ている老婆を書いたものだ。嫁と姑の確執にも触れている。最後に友人の元嫁のコメントが書いてあった。「内容は浅くてきれいだけど軽い。現実はもっとドロドロしている、文章がせっかちでゆっくり読めない。文章が長いのが理由」等々、最後に「じゃお前書いてみろと言われたらかけませーん」と。19年前の作である。このあとこの人は元、嫁になった。つまり彼女はこう言う問題を抱えていたのだと、後で分かった。

嫁と姑は正義の問題ではない、女の業と言うか性(さが)と言うか、まあ仕方ないものだ、答えはない。

しかし、文章は彼女の言う通りであり、あれから19年進歩がない。    この短編は応募するには長すぎるが、、

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