檀一雄「火宅の人」...

 「火宅の人」を読もうと思ったのもBSのドキュメンタリーのおかげだ。ゆっくり読もうと貸し出し延長しようと、しかし、予約が入っていた。もう60年近く前の小説だから、予約した人もドキュメンタリーを観た人なのだろう。
 檀一雄が「無頼」をしてたのは私が高校生くらいのはずだ。吉行や開高をひたすら読んでいた時代で、その無頼という言葉に憧れていたのだろう。"火宅の人"は毎日飲み歩き、自宅には帰らず、あちこちの愛人宅を泊まり歩き、飲み屋の女を誘い、二日酔いで病持ちで、当時の作家のプロトタイプを実際にやっていた檀一雄の自伝的小説である。そんな生活に憧れていたが、やはりスクエアな生活になってしまったのは「無頼」にはなれなかった性格と物書きになろうと言う決意の無さだったと思う。 彼は60半ばで死んでいる。
そうさなあ、70にも80にもなって、まだ生きている無頼派なんて、様にならないよ。

別話
「ソング ツー ソング」出演マイケルフォスベンダー、ルーニーマーラ、ライアンコズリング、監督誰やったかな?「天国の日々」も作った。
何回もネットで調べたのに、記憶に止まらない。思い出すまで調べない。誰やったかな、口元まで来てるんだが、、、


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