善意の、、、
「見返りを望む訳じゃないけど、やはりさ、なんかあってもいいかな?とは思うでしょう?」
「それがダメなんだ、愛とは、いや男とか女とかに関係なく、見返りと思った瞬間にそれは、まあ言わばビジネスみたいになるんだよ」
「そうですか、いや、そうかなあー」
「愛は惜しみなく奪う、て知らないの?愛はただ奉仕だよ、ノーリターンなんだよ」
「にいさん、それは有島武郎の"愛は惜しみなく与う"でしょう?」
「そうだったかなあ」
「知ったふりしたら恥かきますよ」
「、、、、、」
「いつも自信たっぷりだけど、間違いだらけですよ」
「、、、、、」
「あの座頭市の最後のシーンとか、悪人切りまくって、追いかけてくる可愛い子を橋の下でやりすごす、あれがいいね、"おいらなんか追いかけちゃいけねー"
と」
「ああ"座頭市血煙り街道"でしたね」
「下らないことはよく知ってるね」
コメント
コメントを投稿