1Q84 読了

 青豆というイカした女が1984年に1Q84という仮想の世界に入り込み、委託殺人、無性交妊娠などの中でかっての恋人、永遠の恋人に邂逅する。この本で村上春樹は何かを訴えたかったか?分からない。ただ面白かった。1984年はたまたま、わたしが会社を辞めて独立した年と同じ、結局少し?の借金をこしらえて廃業したが、私は現実世界に回帰できた。私には1Q84とはならなかったわけだ。いや、当時は村上春樹は読めなかったが、今はよく読める。少ししてからあと二、三作読もう。「ねじまき鳥クロニクル」だったかな?

おっといけねー予約が四冊来てやがる!

老婦人は言う 
「人は時期が来て死ぬのではありません。内側から徐々に死んでいき、やがて最終的な決済の日を迎えるのです」 
「1Q84」
この一人称で語る三人を各章交代で表す手法、これは黒沢明の「羅生門」からではないのか、とふと思った。


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