普通の男
昔訪れた優しくて美しい海岸を時折考える
以前食べたカツカレーが美味かったあれは何処だったかと考える
とっくに別れた女のことを、今だにまた考える
自殺した男は何をそんなに悩んだのだろうと考える
何処かのカジノで勝ったいくばくかの金はどうしたのだろうと考える
そうして普通の男は朝を迎える
普通の男は自分がやりたかった事などはもう思い出せない
普通の男は明日はこうしてやろうなどとは決して考えない
「世界はナチズムと原爆を経験した、しかしなんとか生き延びた」とタマルは言う。
もう一つ3.11も経験した、これは私が追加した。
もう一つ加える事ができるか?
人類は「ウクライナ」危機を乗り越えた、かと。
「地平線の午後」と言う題です。
暖かくなれば美術館の前で一日中本を読むのも悪くないよね!
コメント
コメントを投稿