幻想


 20世紀終わりに、ベルリンの壁が取り壊され、ソビエト連邦が崩壊し、世界は自由と民主主義の西欧社会化すると思った。ところがイスラム対キリスト教西欧の対立は激化した。中国は大中国の復権を目指し始めた。日本は「ドンガラの御一新」以後、アメリカを第一の友好国とし自由民主主義陣営に入った。極地的な民族紛争や部族間紛争は起きると予想はできたが、こんな「ウクライナの悪夢」は予想出来なかったはずだ。私達は、世界平和は幻想であった、と気付き始めている。NATO東方拡大、ロシア封じ込めも西欧民主主義の安全保障として確保しつつある、と。ところがそれに異議を唱えるスラブ人が居た。
 56億7000万年後に現れると言う弥勒菩薩、衆生救済の登場まではまだまだ遠い。そうこうしているうちに僕は寝不足とアルコール摂取過多で要介護になるかも知れない。世界はいつも僕の二、三歩まえを走っている。

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