消費資本主義

 M・ガブリエルの空虚な物質主義はつまり幻想である、と言う説。物質への欲望は錯覚なのか?私的にフィードバックすると、新しい綿パン、ブレザー、ウオーキングシューズなどもう欲しくはない、本などは決して買おうと思わない。これは錯覚がなくなったのか、一つは今持っている綿パン、ワイシャツ、ブレザー、また蔵書など、私の死後どうするか、とリンクしている。今、持っているものだけでも、着こなせないくらいあるはず、また奢侈品であるはずの時計、もちろんフェイクにしても欲しいと思わなくてなった。こんなもの誰が貰ってくれるか、と思う。これを世間的には終活とか言うのだろうが、その言葉はきらいだが、やはり意識としての残りの生活を考えるようになった。仕方ないのかな、とも思うし、いや欲望はまだあるよ、とも思う、少なくとも食べるものへの欲求とか酒とか、読書、旅行、映画にはまだまだ欲求がある。知識への欲求が最も顕著である。そのことで過去への悔恨が大いにある。

ガブリエルは「コロナが、私達を物質主義から解放する」と言う。つまり、私も間接的にはコロナ患者なのかも知れない。


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