事件ですu(大したことないか)

神戸市某区、住宅地、私が駐車しようとすると、老婆が手を振る。私は用事はない。車を停めると「車が立ち往生して困っている」と。すぐそこの現場には軽四の営業車、狭い路地への入り口で壁に少し当たり、側溝の上に後輪を乗せて止まっている。運転手は若い。多分早く切り過ぎて斜めに車が止まったのだろう。「バック入れたら後ろにいくやろ」と言うが、「自信が無いからやって欲しい」と。私はバックに入れてサイドを引いて吹かすが動かない、よく見ると左の後輪が浮いている。薄板を敷いたが、それでもバックしない。理由がわからない。バックにその坂を登る力が無いのか、前の壁に当たっているから、それが引っかかっているのか。四度五度したがやはり動かない。「坊や、ぼくも時間がないから 、だれか会社かに電話して、来てもらい、4、5人いたら動く」」と言って去った。少し冷たいかなあ、と雨の中思った。それよりこの若い衆は会社に叱られ、下手したらこのご時世クビになるかもわからない。しかし、わたしも寝不足老人、もう役には立たないと、しがなく後ろを見ずに歩き去った。彼と老婆は「ありがとうございました」と「お役に立ちませんで」と。冷たいかなあ!精一杯やったけど。

30分ほどして、現場を見たら、車も若い衆もなくなっていた。

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