人に会ったのは、

 CHの帰り、Eさんに会った。例によって向こうは気づかない。ノータイのスーツ姿。この街では名の通ったリアルターだ。とある会で何回も顔は合わせているが向こうは気づかない。私はM通りやO筋でもよく人に会うが向こうは気づかない。私の注意力、観察力がすぐれている、あるいは絶えずキョロキョロしてる。あるいは普通の人は他人の顔なぞ見ないのか、わからない。DZをDパーソンとよく歩いているが、見られた話も聞かない。この街を歩くと知人に会うことは当たり前だが、私は景色に溶け込むタイプなんだろう。これは別に褒め言葉なんかじゃない。まあ結論的に言えば世の中の人は忙しい、私はヒマてことなんだろう。偉大なる地方都市、怖いお兄さんも多い、飲み屋街も大きい、地方都市のprototypeだといつも公言している。私にはこの街以外で末長く暮らす発想は無かった、この街を愛しているわけでもないが、おそらく晩年はこの街で暮らすのだろうと言う、なんとはない予想があった。そう言う意味では冒険が好きだが、冒険家でも探検家でも、ない、またそうあろうともしなかった。凡庸な人生を選ぶタイプだったのだろう。自虐はしない、冷静に見ているだけだ。注、D=dangerous.

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