島尾敏雄「死の棘」

 沢木の対談で「狂うひと」の著者、梯久美子を知り、図書館で借りて来た。島尾敏雄の妻のインタビューの本。「死の棘」は学生時代に読んだと思ってたが、読んでないなあ。この小説は凄いね、愛人と妻の争い、そんな生優しい言葉なんか吹っ飛ぶね。その嫉妬に狂気、自殺行、愛人の殴り込み、愛人とのつかみ合い、これはもう地獄だなあ。若いうちに読んどくんだったなあ。この歳で読むのは辛いね。今時、こんなに一人の男に執着する女ている?

もうほんとに若いうちに読んでおくべき本が多く残ってしまったなあ。目録作るから「棺桶」に入れて!

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