家人との会話 1 (10)

「父親編」
 父の吝嗇については、何回か書いたし、まあそのおかげで私も大学に行けた訳だから、今更どうこう言わないが、この話しは初めて聞いた。
 叔父は大手の電力会社のそこそこの地位で退職したが、退職と同時に胃癌が分かった。岡山大学の病院に入院してた。何回か見舞いに行った。高校生だった。しかし、二か月程で亡くなった。まあ今と違って医学もまだまだの時代だった。父はO型で叔父もO型だから、手術時に輸血を頼まれたらしいが、父は断ったそうだ。そんな話はこの度初めて聞いた。「なぜ、お前(家人)が知ってるの?実の息子が知らん話なのに」と言うと
「あなたは家に居なかったから」と家人。
家に居ないのは40過ぎからだけど、家人の言いたいことは分かる。
父親にはそう言わざるを得ない事情があったのかも知れないが、、、そう言うことを言う人ではあった。

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