「看護師たちの限界線」..

     (これはドキュメンタリーと関係ない。カンボジアの看護師養成学校の生徒たち)

 NHKのドキュメンタリーをたまたま見た、そしたら目が離せなくなった。大学病院のコロナ病棟ICUに勤務するナース達の苦悩、使命感を撮っていた。一つは看護師達がよく撮影を許したこと、また最後には辞めていく看護師の心情までも追いかけたこと、それを認めた彼女達に思いを馳せた。
 そう言うことを目的としてその道を選んだ彼女達でさえも、いや彼女達だからこその苦痛や挫折があったのかもしれない、と思った。
 過日、友人達と飲んでいた時、その中に外科医が一人居た、ある友人が外科医のことを「彼のような大切な人が何事も優先されなければ、、」と言う風なことを言ったことで、私が「そんなことはない、医者も線路工夫も同じだ」と言葉を荒げた。
 それは、今は医師や看護師が貴重な職業になっているが、ほかの職業がほんとに貴重な時もある、と言いたかったのだが、、、
 消防士、介護職、ゴミの収集人、弁護士、音楽家、その時その時でいろんな職業が大切になる、と言いたかった訳だ。   気障だけど"職業に貴賤なし"と。
 だから、看護師さんたちも非常に辛く苦しい時だけど、今はその時なんだ、と思うしかないと私は考える。自分がその職業を選んだ理由を考えて頑張れ、としか言いようがない、と思う。素晴らしい職業を選んだのだから、今が試される時なんだ、と。
 特にICUで働くと言うのは「死と生の境界線」を守る兵士だと、思う。

"明日になったら
辛い夢の中に
辛い夢を築き
孤独な未来へ君も往け
戦いの兵士は疲れ
君は待たれている"

だから

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