三次  

 司馬遼太郎の「街道をゆく」芸備の稿で「三次」が出てくる。「みよし」と呼ぶようになった経緯から始まって面白い。嗚呼、三次に行きたくなった、と友人に言ったら、新庄村から2時間かかるそうだ。その同じ本に神戸を歩くと言う稿がある。神戸はよく行くし、まあ大阪よりは詳しいと思うが、ほほうと感心した。神戸のあの独特のモダンさ、と言うのは居留地からの流れだと司馬さんは書いている。
 ははーん、と思った。彼が書いたものを読むと、そこに行きたくなるのは、彼がその街の歴史からひもといて、その街の本質に迫るから、つまり、私らに違う方面からの神戸を見せてくれるからだ、と気がついた。近江彦根もそう、彦根には何回も行っている、しかし、司馬さんの本を読むとまた行きたくなる。

 ところで「布引の滝」は行ったことあるかな?昔はこの滝の水が神戸の飲み水やったらしい。
新神戸駅から歩いて10分足らずらしいよ、月末の大阪の帰りに行って見ようと思う!
(追記、一つの本を読む、出てくる資料が読みたくなる、その中にまた資料が、、、とこうなる、私もそこまでは司馬さんと変わらない、ちがうのは彼はそれらの資料を全て読み尽くす、と言う才能、私には無い)




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