李登輝


 彼は蒋経国の死に際しこんな言葉を残している「英雄であれ、皇帝であれ、どんな独裁をしようが、一旦死んでしまうとどんな地位も金も何もすべて価値はなくなってしまう。最後には普通の人と同じように、自然の懐に戻っていく。だからひとが生きている間、地位やお金に執着しすぎるなどまさに不要なのだ。勿論、死んだ後に人に懐かしく思われるがどうかは、やはり重要な問題ではある」と。蒋経国が彼を後任にしたのはこんなところかもしれない。"李登輝実録"より。

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