恥ずかしながら

 今、司馬遼太郎の「街道をゆく」(台湾紀行)を読んでいる。
 一昨年、台北に行った。2回目の台湾だった。その時も台湾の歴史を知らなかった。1987年戒厳令が解かれ翌年李登輝が総統になった。勿論、1947年2.28事件など知る由もない。日清戦争の戦果として台湾が日本の領土になり、1947年蒋介石の国民党が大挙台湾島にやってきて、この島を乗っ取った。この歴史を知ったのはほんの最近である。恥ずかしながら無知だった。
 1回目訪台は1991年頃だと思う。すると戒厳令が解除し、李登輝が総統になって浅くない日だった事になる。勿論当時も台湾を知らなかった。台北の「遼東国際大飯店」と言うホテルに泊まった。その32階のバーラウンジが拙作「台北のマルガリータ」の舞台だ。
 台湾は今も台湾省である。「街道をゆく」を読んで、また知識は増えた。
 今も無知だが30年前は大無知だった。
 香港になるのも嫌だが「独立」も腰がひける、これが台湾人の本心かも知れない。
台湾が「香港」になる前に、もう一度行こうと思っている。その大無知のこころの謝罪に。

後記・ 前回、「遼東国際大飯店」でいくら検索しても分からなかったが、先程「シャングリラ」で検索したらまだありました。32階のラウンジも記憶にあるそのラウンジでした。「Far eastern Hotel」でした。

注:USBを調べたら「台北のマルガリータ」は2008年に書いている。すると訪問は2006.か7年だろう。大きな勘違いだった。勿論、台湾を知らないことには変わりはないが、、、

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