若さを

 「僕は若さを保つために君と付き合っていた。全てではないが大きな部分だった」　

「つまり打算てこと？」

「打算なんて、つまりお互いの為だと思う」

「わからない」

「新しい世界？新しい未来？大袈裟かな、新世界を見たい君と、若さを残したい僕のコラボさ」

「考えたこともない」

「そうさ君はそんなタイプだから、考えないさ」

「私は楽しかったらいい、だけよ」

「誰でもそうさ。楽しかったらいいんだよ」

「それは悪く無いの？」

「悪く無いさ、それでいいのさ」

「やはりわからないわ」

「だれもわからないさ。そんな先々わかる人なんていないよ」

「じゃどうするの？」

「どうもしないさ、やがて砂の上の絵のように波が消していくだけさ」

「、、、、、、、」

「しかし、僕はお前を愛したよ」

「、、、」