開高健

 私は開高健が好きである。敬愛してる、たかな?と言ってよい。墓参りもした北鎌倉で。釣り紀行、他食べ物エッセイ等は殆ど読んだと言ってよい。しかし、小説はあまり読んでない、何かの番組か本で「輝ける闇」のことを見た。
 彼の小説、初期のものは何度か読みかけたが、いつも途中で打っちゃっていた。この小説も然り、しかし、今回改めて読み始めると、読める、これも"刻"なんだろう、本が読める刻だろうね。

作中、筆者が前線のキャンプで「ウエストサイドストーリー」の初作を観るシーンがある。なんとね、、、

この本、なぜ、もっと前に読まなかったのかな?
 まだ半分だけど、彼がこの後あまり小説を書かずに、アラスカ、アマゾン、北米から南米に釣り行脚に行ったのかが分かった気がしたね、この不条理で四文字熟語に出来ない戦争を見たら戦場に居たら小説に何ができるか、と思ったのだろう、と。無力感とかの生やさしい言葉じゃなくて、人間の存在意義さえ分からなくなったのじゃないだろうか?
5、6年前、ハノイで買った、本日電池替えた。
重い時計、しかし、好きな時計。2014年だった。





本を読むのはエネルギーが要る。"人新世の「資本論」"を読むと疲れたから丸1日本は読めなかった。

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