柳沢淇園は(街道を行く、から)

 司馬遼太郎の「街道を行く・近江散歩」を読んでいるとこの希代の遊び人柳沢淇園が出てくる。彼は大和郡山15万石の重臣、しかし面白い男、「風流な女は廓にしかいない」一般の女は"地女"と馬鹿にしている。これは「飲み屋の女」の方が面白い、と言うこと、廓の女は勉強している、琢磨している、てことらしいが、江戸中期にこれを喝破している。何故か彼の名前を覚えていたのはこんなところかもしれないね。
 膳所藩の重臣、菅原外記は「私曲」を重ねる曽我権太夫を藩の為、槍で一突きして殺し、その後腹を切って自害した。膳所高(滋賀県下2番の名門校)出身のH君の巨体を思い出した。彼は関西六大学のホームラン記録を持っていたが、プロには行けなかった。イスラエルのキブツに行ったりしてたが、早く、たしか40代で他界した。(私曲=好き勝手をし、私腹を肥やす)
 こんな事を思い出していたら本は中々進まない。


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