奇妙な公園


 これはある男の現状を聞いた時に浮かんだ小説の題名である。
 その男とは長い友人である。彼とは仕事の付き合いから始まって、その関係が終わってからも付き合いは続いている。ソウルには何回か、そして済州島にも一緒に行った。
 倍以上歳の離れた女との同棲、退職、そして離婚、いやそれまでの数々の浮名を知っているから離婚も仕方ないとは思う。問題はその後のこと、退職金の殆どと持ち家を別れた女房に渡した、まあ充分な償いだと思うが、今は同居している、離婚同居と言う言葉があるのかどうか知らないがなかなか無い関係性だと思う。その内容が奇妙である。
 何も変わったことのない公園だが何か不思議と言うか落ち着かない公園、それがこの家庭の現状のメタファーとして書こうと言うわけだ。
 彼は今、オンブズマン仲間と県や市を相手の裁判を複数起こしている、税金の不正使用を糺すとして。
 若い時の乱れた生活と今の正義感がもう一つの奇妙さでもある。
彼は25.〜6までは真面目だった、それをそんなふうな"遊び人"になったのは私のせいだと言うのだが、、

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