破獄、吉村昭

 1983年に刊行された吉村昭の小説。

 モデルは白鳥由英、彼は4度の脱獄を果たした。この本を知ったのは英会話放送である。英会話を勉強するとこんな余録がある。さてこの文庫本を予約したのだが、図書館から何度か電話があり、「文庫本は行方不明なのでハードカバーでどうか?」との事だった。電車内で何回か掛かってきたから気になってハンチングを忘れることになった。神戸で司書をしている娘によると神戸ならいちいち電話はしないとのこと。まあそんな訳だ、いろいろあるが色々だなあ。さてこの本の時代は昭和18年、東京拘置所から網走に移送される場面から始まる。やはり吉村昭は上手いね。

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