ボケたねと、

 「おまえボケたね」

「認知症か！」と言えなくなった。冗談ではなくなったからね。かく言う私も怪しいものだ。荷物棚に上げる時の閉口、トイレの頻度、昨夜の食事の内容、いずれも覚束なくなって来たな、と。

「馬鹿だね」はバカじゃないから言えたけど、ほんとの馬鹿には言えないね。これが馬鹿の壁かな？

　言葉も態度も選ばなくちゃだめだね。慈愛、優しさ、思い遣りを日常行動言動の規範にしないとね。　

チャランポランな人、約束守らない人、自己本位の人、などなどもその人の人格全体で認めて上げることだね、そのうち「仏さんみたいな人だ」と言われるようになって、ホントにホトケさんになっていくんだね。

昨夜の夢は？

老人ホームにピアノ演奏の慰問を続けている夢だったよ。

懐かしき

夏の思い出

今は冬

尚里