China2049と言う本

 マイケル・ピルズベリー著。元国防総省顧問のインテリ中国研究家。
 私が現代中国は100年近く前の屈辱的な外国隷従と現代の覇権国家的行動はあの時代への意趣返しだ、と言っていたが、まあそんなことはみなさん、この本でも、言ってらしたことで珍説でも新説でもなかった。ただアメリカの政府、学者、外交関係者もみなさん口を揃えて、中国への多大な金銭的技術的な援助の経過でやがて中国はアメリカ的民主主義国家になる、と踏んでいたのは大いなる誤算だったと言う。それはやはり、あの19世紀終わりの西欧に蹂躙された歴史へのリベンジであったかも、いやきっとそうなのだ。臥薪嘗胆、切歯扼腕してた、今はその時期であると、中国のタカ派は思っているのだろう、と私は思う、また米国の専門家達も思っているのだろう、と。
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