真山仁「墜落」

読了



 この小説は2022年刊、舞台は沖縄である。
 沖縄に初めて行ったのは30数年前だ。最初の夜、米軍兵がよく来ると言うレストランのTボーンステーキの美味かったこと、翌日の昼食のイタリアンレストランも美味かった。それから沖縄へは数回行っている。小説に出てくる「基地問題」「貧困問題」「少年少女非行」など、あまり気にした事も考えたことも無かった、観光では基地を見ない日はない、忘れてはならないのは沖縄は国境最前線である。返還から52年、沖縄人の辛さを私らは分かっていない。
 「観光客」と「住人」の違いをこの小説で今更のように知らされた。"ひめゆりの塔""喜屋武岬"などは見て回っただけだ。
 改めて沖縄に行きたくなった。7日間くらい
は居たいね。また言うか!
小説は?知らない事ばかりで面白いが登場人物が多すぎて、また問題提起も多すぎて、料理が多すぎて何を食べたか分からないキーセンパーティの食事みたいだったなあ。

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