奄美未練情 ⅩⅤ(15')


 奄美パーク、田村一村記念館と廻る、彼女とは近くになったり離れたりしたが、話はしなかった、また出来る時間もなかった。
 田村一村画家は才能が認められず落魄のうちに奄美に逃げるように越してきたらしい。画風が奄美で変わった、南国らしきゴーギャン風にそしてアンリ・ルソー風に、そのルソー風の絵の前で天崎さんが手紙を渡してくれた。そこには再び御礼と電話番号が書いてあり、大阪に来られたら電話くださいとも書いてあった。最後に「貴方の口に薬を入れようとしたがやめました」と書いてあった。薬?毒薬でも持ってきていたのか、もし?とは思ったが冗談だと思うことにした。
 最後の観光地アランガチの滝ではこちらを見て笑っていた、ように見えた、しかし隣の人と話をしていたのかも知れない。
 飛行機の席も離れていた、伊丹に着いても彼女は荷物を預けていたから私が先に出た、飛行機搭乗以後彼女を見ることは無かった。三宮行きのバスが丁度出るところだった。席に着いてテキストメッセージを送った「帰ります」と。
また大阪に行って電話するだろうか、と考えた。きっと私の事だろうから、、、メッセージへの返信は無かった。

  これは明らかにルソー風だ。


とりあえず完、だね。

後日、加筆修正して50枚ほどに。


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