奄美未練情 ⑥


 朝はバイキングで窓際で鹿児島日報を広げるとトカラの地震と高校野球予選と市議会議員の汚職記事が並んでいた。部屋に帰り旅程表を見る。
ガイドは大きな声で
「イモーレ奄美」と話し始めた、おはようて意味だったかな、こんにちわ、か!
大浜海浜公園、ホノホシ海岸、油井岳展望台、昼はマグロ丼と旅程にはある。ここがマグロ漁で有名とは知らなかった。ガイドの話で奄美大島は1945年から8年間アメリカの軍政下にあったことも初めて知った。そして多くの島民が船で逃げ出したこと、加計呂麻島や鹿児島に向けて、そんなことも知らなかったことを恥じた。ホノホシ海岸には綺麗な丸い石が海岸を埋め尽くしていて海岸の先の小さな岩の尖った様子が景色のポーズを作っている。ふと見ると天崎さんが石を触っていた。
「持って帰りたいですよね」と言うと
「はい」と言って離れて行った。初めて口をきいた。昼のマグロ丼に油炒めのソーメンが出てきたがそんなに美味いものでもない。
 世界遺産センター、マングローブ原生林を見て、本日最後の油井岳展望台に向かう。マングローブと言うのは植物の種類ではなく気水域に形成する植物の群生を言う、これも知らなかった。国道58号線からみるマングローブ原生林はそのせいかただの林に見えた。

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