奄美未練情  ⅩⅠⅤ


 目が覚めたのは4時だった。あのままベッドに横になって寝てしまったらしい。テーブルは片付けてあった。彼女はいなかった。メモが置いてあった。
"今日はありがとうございました。少しは気が晴れました。大阪で会えたらいいですが、、、"   
天崎美沙
と綺麗な字だった。少し記憶が戻ってきた、あの郷土料理屋から部屋のこと、最後は覚えていない、いつのまにか眠りいつのまにか彼女は居なくなっていた。そのまま朝まで寝付けなかった。
 最後の日の朝、「いもーれアマミー」とガイドが大きな声で挨拶した。天崎さんは二つ後ろの席にいた。とりあえず死ななかったのだと安心した。今日は大島紬の工房とアランガチの滝そして奄美パーク、田村一村記念館へとガイドは最後の日だからか、よりまして元気に話していた


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