小川洋子

 小川洋子を読もうと思ったのは、彼女の近作がイギリスの何か名誉ある賞の最終選考に残ったと言うニュースを見たからだ。それまでは名前も知らないし、まして芥川賞を貰ったことなど全く知らなかった。図書館で2冊借りた。短編集の一作45ページほどを読んだ。次に長編を読み始めたが、10ページで嫌になった。最近の芥川賞の作品はほとんど読まない、読めない。私がそれらの作品に感動する感性がないのか、理解力がないのか、ほんとに読めなくなった。まあ娯楽作品の方が疲れないからだろうし、どうもこの作者の表現がもう私には理解出来ない年齢になってしまったのだろうかとも思う。もう少し読んで眠くなったら、もううっちゃっておこう。作品は「小箱」。

で、やはり、もう読むのをやめることにした。「そんなこと言わずに読めば、、」と言うささやきも聞こえるが「いまさら訳の分からない作品に時間とられてもなあ」の自分の声に押し切られた。「友人の女を口説く男」とか「寝た女のヘアーを集める男」なんかの方が面白いに決まってるから。

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