ナイトメア(四畳半襖の下張り)

 前後は分からないが、何故か四畳半の部屋にいる。隣には12畳ほどの部屋がある。横には女が寝ている。絡み合うように寝ている。女が何か言った。「お母はんが来るから隠れて」と。意味がわからないが、私は許されない関係にいるようだ。12畳の部屋には床の間があって朝陽の掛け軸が掛かっていた。そのほかは何も無い。外から女性が入ってきた。何やら口煩く罵りながら入ってきた。私は四畳半から12畳のほうに逃げる。女が「私ら何もしていないわ」と言い訳をしている。女は私の好きな女だった。許されない関係のようだが、自分がどんな身分か分からない。12畳から、四畳半にまた戻る、女の布団に隠れた。

目が覚めた。　　　　　　　　　　前から言っているように夢が現実の引きずりであることは、少なくとも私には間違いがない、しかし、希望なのか避けたいことなのか分からない。そしてそのロケーションも荒唐無稽である。何故、ホテルや客船なのか置屋風なのかは説明出来ない。一つ概ね共通してるのは「逃げる」シーンが多い、殆どの夢が逃げている。これは何の象徴なのか。ナイトメアは悪夢だが、昨夜の夢はＳweet Ｄream.かも知れない。