「第三の殺人」是枝監督
かって 北海道で、そして東京で二つの殺人事件を起こした被告。あらたに弁護に加わった弁護士。自分の娘を性具にしていた食品会社の社長。3人に共通しているのは娘がいると言うこと。被告の娘は父に「早く死ね」と言う、弁護士は別居中離婚前で娘には舐められている、社長は娘を弄ぶ極悪非道、3人とも父親としては失格かもしれない。性具の娘の気持ちを忖度した被告が自分の上司である社長を殺す。そして死刑になる。
この世には産まれて来ない方がいい奴がいる、と被告は言う。そんなことはない、産まれて来ない方がいい奴なんかいないと言い切れる人は、多分産まれてきて良かった人なんだ、と監督はいいたいわけではないだろう。映画の中で弁護士の父(退官した裁判官)が言ってた「犯罪を社会のせいにしていた時代」と、すると今はもうこんなことは言わない時代なのか?
(写真は本文と無関係です。気まぐれでした)
今夜、またやるからもう一度違う視点で観てみよう。9.10追記。
二回目観たが、場所は横浜でした。9.11追記。
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