眠れない夜にはこんな、、

 人は先のことは分からない、明日、事故に遭うかも、心筋梗塞になるかも、コロナで、もしかして、などとは考える。しかし、何処かで自分に限ってそんなことはないとも思っているはずだ。めったに医者にはかからないが、梅田のビルの4階のように、とあるクリニックであんな事件に巻き込まれるかもしれないわけだ。
しかし、災難が私を避けてくれるんだ、と何処かで信じているのではないだろうか。 
 戦時の前線の兵士のように、今、すぐ、明日死ぬかも知れない、などと考えるのは嫌だけど、少しは死への旅立ちへの考える時間は欲しいと思うね。何千分の1秒で死へ旅立つのは逆に楽でいいかも知れないが、やはり、別離の時間が欲しいとは考えるだろうね。ところが、やはり渡岸への畏れは関係性の途絶だろうね。家族、友人との別離の恐怖だろうね。来世を信じる宗教への依願はこの辺りに答えがあるのだろうね。同世代の人達が周りでポツポツと彼岸の人となっていくのをみるとそんなことを考えるようになるね。

死ぬときは
箸置くやうに
草の花
(小川軽舟)

のように、、、、

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