人は時として

人は時として、本来なら意見や立場が違う人とでも、ある共通の敵とならば手をくむ、敵とまでは言わなくても、まあ意見の合わない人と言ってもいいが、小さな意見の同意を求めて野合する。それを恥とは思わない。また、少し弱っている時には、今までは馬鹿にしてた人の同意をありがたく思ったりもする。私はその事を責める積もりはない、まあ仕方ない人の弱さだと思う。問題は、自分の基礎の部分の思想的支柱まで、自分の立つ位置の基盤までを、売り渡すようなことがあってはならない。そのことを昨今、改めて思惟する日々である。

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